エシカルファッションは身に着ける人のおしゃれだけでなく、その衣料品を生産するまでに関わる全ての人の幸せを願うファッションです。こちらでは、エシカルファッションに関係するフェアトレードについてご説明いたします。通販で人気のエシカルバッグはmade on earth JAPAN Official Web Siteでご用意しています。

フェアトレードとは、「フェア（fair）：公平な」と「トレード（trade）：売買取引、貿易」を組み合わせた言葉です。日本では、「より安いものを！」という消費者のニーズに応えるために、海外から輸入した食べ物や日用雑貨などの商品が安く売り出されています。

しかし、それらの商品を安く売るためにはコストを削減しなければなりません。その結果、生産者である発展途上国の人々に支払われる賃金が非常に低い水準になっています。低賃金では、生きていくために長時間働かざるを得ませんが、過酷な労働は健康を害する原因となります。また、幼い子供たちが労働力として駆り出され、学校に通う機会も失ってしまっているのです。

フェアトレードでは、生産者の権利を守るために適正な価格での取引を行います。適正な賃金や労働時間であれば、生産者は安心して生活できます。また、生産者が無理なく働くことで、消費者も安定した供給を受けることが可能になります。

これまでは、低価格のファッションを短期間で消費する「ファストファッション」が求められてきました。しかし、消費者がファストファッションを求めるあまり、生産者の労働環境は劣悪なものとなっているのです。

2013年には、バングラディッシュでラナプラザ縫製工場ビルが倒壊して1,100人以上の労働者が犠牲となる悲劇が起こりました。これは、ファストファッションを追求する消費者の需要に対応するために、コストを抑えて5階建てのビルを8階建てにしたことで崩壊してしまったのです。

そこで「エシカルファッション」が注目を集めるようになりました。エシカルファッションは消費者のおしゃれだけでなく、その衣料品の生産に携わった人々の暮らしも守ることで社会に与える影響を考える新しいファッションスタイルです。